どうも。再就職はニートです。

思い出語りのだったり、博打についてとか、つまりは自己満足なやつ

僕が痴漢物のAVを見ない理由。

あれは20歳頃だったと思う。


その日も僕はパチスロを打つために、終電に乗って北九州へ行く門司港行きの電車乗っていた。


僕が乗っていた電車は座席を動かして対面乗車出来るようなタイプだったのだが、終電の夜遅くだったので人も少なく全員が2人着席で乗っていた。


時刻は午前零時を回るか回らないか、そんな時間だった。ゆっくり窓際の席で窓ガラスから見える景色を覗いていた。

すると窓ガラスの反射で、後ろの座席で男女が密着してイチャついているのが見えて、ったくイチャつきやがって。

くらいの気持ちでチラチラ見てたのだが、違和感を感じた。


あれ、あの女性寝てるよね?



見た感じ女子大学生という女性に、40歳前後の眼鏡男性が相席していて、よくよく考えたら中々に、不自然な組み合わせだなと思った。

いやいや、そういうカップルもいるから一概には言えないけど。


それから窓ガラス越しに後ろの席を覗いていると、スカート際の太ももをゆっくりと少しずつ撫で回しているのが見えた。


嫌な予感、というか気持ち悪さを感じ取ったのは感覚的な物だと思う。本当に、背中をムカデが這いずり回るような気色の悪さの気持ち悪さを感じた。


僕はそれから注意深く男性の動向を、窓ガラス越しに瞳孔で追った。


周囲を気にしながら太ももを撫で、更には太ももの奥にまで手が入っていった。


たしかに、こういうプレイもあるかもしれない。だが僕の感じた気持ち悪さが間違いなくアウトと告げていた。

この車両に乗っているのは、僕と後ろの2人だけ。

相変わらず、女性は起きる気配が無い。

下手したら泥酔しているのか。

疲れて寝ているのか。

定かでは無いが、確証を得ないと行動のしようが無い。


そこで僕は思いっきり、自分の座っている座席の空いている座席側を殴った。


ボン。という音と共に男の手が女性のスカートの中から出てきた。

急にそわそわし始める男性。


おいおい、どんだけ脂汗垂らしてんだよ醜い豚が。


あー、これはアウトですねーやっぱりアウトなんですねー。

と思い、僕は振り返ってこう言った。

「お前何やってんの?とりあえず次の駅で降りろよ。」


続く。

自堕落の先へ2

「番長代打ちせん?」

そんな電話を貰って3分後には家を出た僕は、原付に跨って目的地へ向かっていた。


パチスロがタダで打てる。


当時は、まだまだギャンブルによって脳を焼かれる前だったので自分のお金を減らさずにパチスロが打てるってだけで大興奮だった。


しかも、勝てば少しなりはお金をくれるだろうと皮算用的な考えで原付のアクセルはフルスロットルで現場へ走らせる。


自分のお金減らない、勝てば増える。

リスクゼロ。


これが必勝法か!とわくわくした。


ホールに到着すると、島図を見て番長の島へ直行。

そこには麻雀で宅を囲んだ、メガネ先輩がいた。

「お疲れっす。」


僕は、決してヤンキーという部類には入らないような人間であって、むしろヤンキーダサいかっこ悪いとか調子にのってた様な人間だったけども、何故か挨拶をする習慣は身につけてた。

なんで、ヤンキーっぽい人達って絶対にお疲れ様って言うんだろうね。


逆に、悪めの人達とつるんでる子達の方が礼儀正しいまである。

と、僕は思うわけです。

でもやっぱり謎。


「上にあるコイン使って、横の番長打っていいよー。200のゾーン近いし。」


ゾーン?聞き慣れない言葉だったが、ジャグラーとかとは違って光ったら当たりとかでは無くて、当たりやすいゾーンがあって、そこを回した方がいいとの事。


よく分かっていなかったが、打ちたくて仕方なかったので回す。

通常時は、番長が土手で寝てるだけなんだけど、200を超えると急に騒がしくなってくる。


「あ、消灯してから前兆ゲーム数を数えると楽しいよ??」


?????


今となっては前兆を把握したりするのは当たり前だけど、当時はなんのことやらって感じだった。


すると、ノリオとあっちむいてホイに発展。

からの勝利!

あっち向いてホイで骨折るやつおるんwww

みたいな感じで、演出の面白さに引き込まれてたかなぁ。

そこから念願の、操BB。


最高だった。

ラストジャックインする時までの、番長の帽子が置かれた机に、俯いてる操が最高に可憐で可愛かった。

今でもゲーセンとかで打つと、ずっと眺めてしまう。


俺の初恋だった。パチスロの。


後日談になるが、その後に操にハマり操のパネルや小冊子を部屋に飾りまくり、操の灰皿やグッズを並べまくる狂った部屋になってしまった。

俺のオカン、どう思ってたんかなぁ。

すまんなマッマ。


そんなわけで、そこからそこそこに連して1G連かましたりして出した記憶があってお小遣いに1万円くらい貰って、パチスロ簡単!みたいな典型的なアホになった。


「また、暇な時あったら連絡する。」


そんな言葉を、彼女からのメールを待つ高校生よりも楽しみにしていた自分がいた。

堕落の先へと落ちていく自分が。


こうやって、僕はパチスロに沈んでいったわけだ。


今でも、僕のパチスロの永遠のヒロインは操以外ありえないのである。

自堕落の先へ1

落ち着きがない。

そんな事をよく言われて育った。


集中力がない。

そんな事も、良く聞いていた。


そんな僕が集中力を切らさずに、飽きもせずにやっている事。

それがパチスロだと、気づいてしまった。

ならば、そんな自堕落な僕が続けていけている大好きな物を、思い出チックに一人語りするのもいいじゃないか。と、そう思ってしまってこうやって文字にしてみる事にしたわけだ。

つまりは、自己満足の昔話野郎なわけだから暇もなく興味もない人は今すぐブラウザバックをオススメします。


そんなわけで、今じゃ嫁にゴブリンみたいな体型だとか、ぬらりひょんだとか言われる僕が高校生(スリム)になった頃だったと思う。


当時既に麻雀ブームが身内に巻き起こっており、毎週末のように麻雀に明け暮れていた。


それもあって友達の知り合いの予備校生と、雀荘を通じて会うことになった。

つまり対局することになった。

思えば、全ての始まりはここらへんにありそうだった。


麻雀を打っている最中に気になるワードが耳に入った。

「最近番長が面白くてさぁ。」

この時には、シオサイとジャグラーは経験済みのきりれも少年だったから、へーなんか面白そうなパチスロあるんだなぁ。

と思いながら麻雀を打っていた。


確かにパチスロは何度か打ったことがあるが、この頃の俺なんてギリギリおしりの穴かそうじゃない穴かを認識できる位のレベルのパチスロ打ちだったので、半分童貞みたいなもんだった。

当時はスマホも無くて、家に帰ってパソコンで調べる事にした。


やべぇ。

パチスロなのに、こんなコミカルな演出があったり、操が可愛かったり、こんなに良い曲があるんか。

と、すごい感動した気がする。


そんな時に、知り合いからメールが届いた。


俺は電撃が走った。

プレステ2の入れたばかりの電源を落とし家を出た。


「番長、代打ちせん?」


当然、僕の返した言葉はひとつだった。


「すぐ、いきます。」